新物の生海苔の出回る季節になりました。海苔は、宮城県など海水温が早めに下がる地域で10月下旬頃から、瀬戸内など遅い地域でも12月の上旬頃から収穫が始まり、来年2月ぐらいまで続きます。とりわけ今の時期の新海苔は柔らかく、香りが高いので生の新海苔を佃煮にします。海苔の佃煮は瓶詰めなどで売られていてとてもポピュラーですが、生海苔から作る佃煮はサクサクとした歯ざわりと香りがたって格段に美味です。乾燥海苔から佃煮を作る方法もありますが、この時季ならではの生海苔をぜひ試してみてください。
生新海苔の佃煮の作り方
新物の生海苔は、この時期からパック入りで売られることが多くなります。たっぷりめの出汁で煮汁がなくなるまで煮ると、トロッとしてご飯のおかずにも最適な旬の味になります。
【材料】
・生海苔:300g
・鰹出汁:100ml
・醤油:大さじ2
・日本酒:大さじ2
・本味醂:大さじ2
【作り方】
1./海苔はザルにあけて水でよく洗い、ザルにあげて水を切っておく。
水で洗って水を切る
2./1を手で握ってぎゅっと水を絞り、包丁でザクザクと切っておく。こうしないと佃煮になったものを箸でつまむと、塊で取れてしまうので切るのは忘れずに。
3./鍋に2を入れ、出汁、醤油、日本酒、本味醂を入れて弱火でかき回しながら煮る。最初は煮汁が多いが、20分位煮ていると徐々に煮汁が少なくなって、海苔が柔らかくなる。焦げないように絶えず鍋の底からへらでかき回して煮汁がなくなったら出来上がり。
まだ煮汁が多い
つやが出て出来上がり
新米ご飯にのせたら何杯でも!
生海苔を水洗いしてそのまま味噌汁に入れても、とても美味しいです。
磯の香りと歯ざわりが美味!