小泉先生が執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は、29年に及ぶギネス級の長期連載人気コラムです。今回は「ネギの牛鍋 うま味と甘みの二重奏」を再現してみましょう。
「ネギ(葱)というのは、何となく可哀想な野菜である。ほかの野菜のようにそれだけで料理になることは少なく、もっぱら脇役として香りや味、歯ざわりなどを提供し、主役の味を引き立てているからである」(小泉先生)
しかし、鍋料理には不可欠なそんなネギを使って、先生がよくつくるという「牛鍋」をご紹介します。牛肉のうま味にネギの甘みが重なって、あらためて主役級のネギの美味しさを再認識できます。
【材料】2人分
・長ネギ:4本
・牛肉のこま切れ:250g
・酒:大さじ3
・しょうゆ:大さじ3
・みりん:大さじ3
・ダシ汁:大さじ6
【作り方】
1./長ネギは根元と緑葉の部分を切り落としてから5cm幅の斜切りにする。
すき焼用鍋に敷き詰める
2./ネギの上に牛肉をのせ、酒、しょうゆ、みりんとダシ汁を入れる。
調味料は合わせておく
3./弱火から中火で8分ほど煮る。牛肉に火が通り、ネギがしんなりしてきたら、ネギの小口切りをまいて完成。
出来上がり
(文責・編集部)