糠床から出して時間が経ったり、漬け込みすぎた古漬けは風味が落ちたり、酸っぱくなってしまいます。そこで福神漬け風に仕立てて、美味しくいただきます。食感も良く、糠床の旨味も入っているので、深みのある福神漬け風になります。
糠漬けの福神漬け風の作り方
糠漬けは一度水で塩出しし、適度に塩気を抜いたところで刻み、漬け汁に漬け込んで仕上げます。塩気は抜きすぎると旨味も抜けてしまうので、塩気が少し残る程度に抜くのがコツです。
【材料】
・糠漬け:水気を絞った状態で200g
・醤油:大さじ1
・砂糖:大さじ1
・日本酒:大さじ1
・本味醂:大さじ1
・酢:大さじ1/2
【作り方】
1./出してから時間が経ったり、漬けすぎた糠漬けは、水に浸けて適度に塩気を抜く。
2./1を布巾でギュッと絞り、水気を絞って粗みじんに刻む。
水気を絞った状態
3./鍋に酢以外の調味料をすべて入れ、沸騰させて砂糖を溶かす。最後に酢を入れて火を止める。
4./3が熱いうちに2を投入し、よく混ぜて20分ほど置いておく。
漬け汁が熱いうちに漬け込む
5./器に盛って出来上がり。
甘酸っぱくて美味しい!
(文責・編集部)
『発酵手帳 2024』好評発売中!
『発酵手帳 2024』10月6日発売
文庫版サイズ(厚さ1.2×横10.5×縦14.8cm)
304頁
定価:本体1,800円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-43-7
◎入手方法
全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。