江戸時代、愛知県豊橋市は東海道の宿場町「吉田宿」として栄えました。旅人は吉田宿に立ち寄ると、名物の八丁味噌をつけた豆腐の田楽と菜めしをセットで食べるのが定番だったそうです。菜めしの上に田楽をのせて食べると、シンプルながら甘めの味噌味と菜めしがマッチ。江戸時代の人もグルメだったことがよくわかります。
菜めし田楽の作り方
菜めしには、カブや大根、小松菜などが向いています。細かく切って塩揉みして混ぜるだけです。
田楽味噌は多めに作っておいて、コンニャクや鶏肉、魚などにつけて焼いても美味です。
【材料】
<田楽>
・木綿豆腐:1丁
・八丁味噌:50g
・砂糖:大さじ2
・本味醂:大さじ2
・鰹出汁または水:100ml
・練りからし:少々
・サラダ油:少々
<菜めし>
・カブ、大根の葉、小松菜など:適量
・ご飯:適量
・塩:少々
【作り方】
1./木綿豆腐を2cmぐらいの厚みに切り、キッチンペーパーを敷いた皿などにのせてから重石をかけて水を切る。急いでいる場合は、キッチンペーパーで包んで電子レンジ強で3分程度かける。
※できるだけ水を切った方が豆腐がしっかりし、味が濃くなって美味しく仕上がります。
2/鍋に鰹出汁または水と八丁味噌、砂糖、本味醂を入れて溶かしながら火にかける。トロッとなり、ツヤが出るまで弱火で煮詰める。
材料を投入
トロッとしてツヤが出てくる
3./水切りした1を、サラダ油を塗ったアルミホイルに並べ、グリルやオーブントースターで両面きつね色になるまで焼く。
こんがりきつね色になるまで焼く
4./3に2の味噌を塗り、さらに5分程度焼いて味噌を香ばしくする。お好みで練りからしを添えて出来上がり。
田楽味噌を塗る
5./菜めしを作る。葉をみじん切りにし、塩を入れて揉んで水気を出してからよく絞る。
6./ご飯に5を混ぜて菜めしの出来上がり。
(文責・編集部)