涼しくなってくると温かいものが恋しくなります。これからの季節に合う、鰹節と昆布でひいた出汁で煮込み、味をしみ込ませた「煮奴」を作りましょう。煮込んでから1日出汁をしみ込ませて翌日いただくのが美味しさのポイントです。そのまま食べるもよし、ご飯にのせるもよし、シンプルなのに癖になる味です。
「煮奴」の作り方
今回は絹豆腐を使いますが、お好みで木綿豆腐でも焼き豆腐でも同様にできます。素材がシンプルな分、出汁の美味しさが味を左右します。分量は甘みを抑えた少し辛口に仕立てていますので、お好みで調整してください。
【材料】
・絹豆腐:1丁
・出汁昆布:10cm程度
・鰹節:20g
・水:400cc
・醤油:大さじ4
・日本酒:大さじ4
・砂糖:大さじ1/2
・カイワレや水菜など:少々(お好みで)
【作り方】
1./鍋に水、出汁昆布を入れて火にかけ、沸騰したら鰹節を入れて火を弱め、1分程度煮たら火を止めて出汁を漉(こ)す。
2./鍋に日本酒を入れて火にかけ、沸騰させてアルコールを飛ばし、砂糖と醤油を入れて少し煮て砂糖を溶かす。
3./2に1を入れてつゆの出来上がり。
4./鍋に豆腐がかぶるまで3を入れて30分~1時間程度弱火で煮て火を止め、そのまま冷ます。豆腐は強火にかけたままにすると「す」が入ったり、形が崩れるので火加減に注意。
5./4が冷めたらつゆごと冷蔵庫に入れてひと晩味をしみ込ませる。食べる際、もう一度弱火で豆腐の芯まで温まったら出来上がり。カイワレをつゆにさっとくぐらせてしんなりしたら豆腐にのせる。お好みで辛子や七味などを添える。
シンプルなのに、癖になる味
ご飯にのせて、つゆをかけ、豆腐を崩しながら食べると絶品です。つゆだくで、お茶漬け風でも美味しい!
味がしみた豆腐はご飯にも合う!