今回の酸っぱさは、レタスです。サラダの具材の代表選手ともいえるレタスは、生食することが多いのですが、熱を加えて、ごろっとたっぷりいただきます。
レタスの特徴に、ほんのりとしたビターテイストがありますが、このビターな味は火入れをすることで、ぐんと光を放ちます。ごま油で香ばしく焼き、オイスターソースを軸に米酢のさわやかさをそえたソースをからめます。

ごろっとレタスのオイスターソース炒めの作り方
【材料】（2人分）
・レタス：1/2個

・ごま油：小さじ2＋適量

・紹興酒：大さじ1
・水：大さじ1

・にんにく：1/2かけ
・オイスターソース：大さじ1/2
・米酢：小さじ1

・片栗粉：小さじ1/2
・水：大さじ1

・塩：少々

【作り方】
1.／レタスを洗い、2または3等分に切る。

2.／紹興酒と水を合わせておく。

混ぜる必要なくただ合わせるのみでOK

3.／おろしたにんにく、オイスターソース、米酢を合わせておく。

後ほど注ぎやすいよう混ぜておく

4.／片栗粉を水で溶いておく。

5.／鍋にごま油小さじ2を入れ、強火にし、1のレタスを焼く。

強火で、レタスの断面を焼き付ける

6.／レタスの断面にちらほら焼きめがついたら、塩を少々し、2の紹興酒と水を合わせたものを注ぎ、フタをして、2～3分蒸し焼きする。

7.／フタを開け、3の合わせ調味料を入れ、レタス全体になじませたのち、鍋底にたまっている水分のところに、4の水溶き片栗粉を入れ、とろみをつけ、今一度レタスになじませ、仕上げにごま油を少々まわしがけたら、出来上がり。

あっという間に完食のレタス献立

美味しく作るコツは、スピーディに調理すること。事前に紹興酒と水を合わせておく、調味料を混ぜ合わせておく、水溶き片栗粉を用意しておくことで、レタスに火を入れ過ぎることもなく、食感よく仕上げられます。

（文・写真◎奥田ここ）
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://www.instagram.com/kokookuda/)