
おなかとこころを温めてくれる豚汁を、今回はトマトとレタスを使い、さわやかな味わいに仕上げます。豚肉の旨みと味噌のふくよかなコクがベースになり、そこにトマトのほどよい酸味と旨みが加わることで、奥行きのある味わいに。トマトのやさしい酸味が広がる、爽やかなレタスでいつもとはひと味違う豚汁になります。野菜たっぷり、満足感のある一品です。
トマトとレタスの豚汁の作り方
【材料】
・豚肉(こまぎれ):100g
・プチトマト:6~9個
・舞茸:100g
・レタス:1~2枚
・生姜:20g
・日本酒:大さじ1
・出汁:400ml
・味噌:25g
・みりん:小さじ1
・ごま油:適量
・青ねぎ:お好み
【作り方】
1./豚肉を食べやすい大きさに切る。
2./プチトマトを湯むきする。

湯むきし、出汁と合わせる
3./舞茸を食べやすい大きさに切る。
4./レタスを一口大に切る。
5./生姜をすりおろす。
6./鍋にごま油を入れ、豚肉を炒め、粗方火が入ったら、日本酒をまわしがける。続いて舞茸を加えてさらに炒め、出汁を注いで煮立たせ、アクを取る。

舞茸と豚肉の旨みを出汁へ引き出す
7./青ねぎを刻む。
8./数分したのち、味噌を溶き入れ、湯むきしたプチトマト、おろした生姜を搾り(露生姜)、仕上げにみりんをたらして火を止める。そこにレタスを入れて混ぜる。器に盛り付け、青ねぎを散らして出来上がり。

プチトマトを入れたら手早く仕上げ

煮えばなの香りもごちそう
トマトの酸味とレタスのほろ苦さ、味噌のコクが調和した豚汁はさわやかな味わいです。ほどよい酸味が後味を軽やかにしてくれ、定番メニューの豚汁が、最後のひと口までフレッシュに楽しめます。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://kokookuda.com/)
