キリっと冷やしたトマトのサラダは、蒸し暑い夏にうれしいひんやりおかずのひとつです。
今回は、トマトの酸みに赤ワインヴィネガーを合わせます。白ワインヴィネガーと異なり、赤ワインヴィネガーはすこし渋味があり、温かい料理や煮つめてソースにするなど、加熱調理で使われることが多いのですが、その渋みをサラダのアクセントとして利用します。スライスした赤玉ねぎを加えることで仕上がります。
トマトと赤玉ねぎの赤ワインヴィネガー風味の作り方
【材料】(2~4人分)
・プチトマト:約200g
・赤玉ねぎ:1/4個
・にんにく(すりおろし):少々
・パクチー:3~4本
・EXVオリーヴオイル:大さじ2
・赤ワインヴィネガー:大さじ1
・塩:小さじ1/4
・胡椒:適量
【作り方】
1./プチトマトを洗い、ヘタを取り、ヘタのあったところに包丁目を浅く入れる。
包丁目を入れると皮がむきやすい
2./湯をわかし、1のプチトマトを入れ、プチトマトの皮が裂けてきたら、手早くザルにあげ、冷水で〆、皮を剥く。
3./赤玉ねぎを薄切りし、流水でさっと洗い、ザルにあげ、水気を切る。
きちんと水気を切る
4./ボウルにEXVオリーヴオイルと赤ワインヴィネガーを入れ、よく混ぜ合わせたのち、すりおろしたにんにく、2のプチトマトと3の赤玉ねぎを入れ、混ぜ合わせ、冷蔵庫で20分ほど休ませる。
ムラなく全体にしっかりと馴染ませる
5./パクチーを洗い、刻む。
6./食べる直前に、4のボウルを冷蔵庫から出し、塩と胡椒で味を調え、仕上げに5のパクチーを混ぜ合わせ、器に盛り付けたら出来上がり。
酸みと渋みがコクを生み出すサラダ
赤ワインヴィネガーは、非加熱料理で使うと、スパイスのような、薬味のような、全体をきゅっと引き締めてくれる渋みが楽しめます。また赤ワインヴィネガーをまとった赤玉ねぎはプチトマトと赤ワインヴィネガーの味わいを結びつけてくれる縁の下の力持ち、ぜひプチトマトと赤玉ねぎは一緒に食べてみてくださいね。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)