酸っぱさを手なづけるその49 アボカドきゅうり

カテゴリー:レシピ 投稿日:2024.03.22

今回は、酸っぱさと相性がよい食材、アボカドときゅうりを相伴(しょうばん)させたひとしなです。アボカドのこっくりとした旨みに酸っぱさをまとわせ、さらにそのアボカドをきゅうりにまとわせる、という和えもの的冷菜です。
今回のポイントは、熟したやわらかめのアボカドを使うこと。なぜなら、やわらかくなったアボカドだからこそ、米酢などの調味料が、アボカドそのものにしっかりと馴染むのです。

 

アボカドきゅうりの作り方
【材料】(2人分)
・アボカド:1個
・きゅうり:1本
・レモン:1/4個

・米酢:大さじ1/2
・淡口醤油:大さじ1/2
・砂糖:大さじ1/4
・山葵:大さじ1/4(お好みで少し多めでも)

・大葉またはバジルまたはレモンバームなど:お好みで

 

【作り方】
1./アボカドの皮をむき、2~3cmほどのさいの目切りにし、ボウルに入れ、レモンの搾り汁をまわしがけなじませる。

アボカドの表面がツヤっとするように

 

2./きゅうりを薄切りにし、ボウルに入れ、塩少々(分量外)をまぶして10分ほど置いておく。

3./米酢、淡口醤油、砂糖をよく混ぜたのち、山葵を入れ馴染ませる。

4./3の合わせ調味料に1のアボカドを混ぜ合わせる。

5./4に搾った2のきゅうりを混ぜ、器に盛り付け、お好みで刻んだ大葉を散らしたら出来上がり。
※アボカドに合わせ調味料をしっかりと馴染ませることで、食べるアボカドドレッシングが完成。盛り付けたあとは、ボウルには合わせ調味料が残っていません。

ボウルの中がこのようになるのがよい

 

バジルや大葉などシソ科の風味が合う

 

森のバターとも呼ばれるアボカドは、洋の東西を問わず様々な料理にコクをそえてくれるアイテムです。アボカドに米酢の旨みを内包させたやさしい味わいの和えものは、ごはんのおかずや晩酌のお供にもよいひとしなです。アボカドときゅうりにそえる香りは、大葉のほか、バジルやレモンバームなど、シソ科の爽やかな香りがとても合います。お好みで手に入るものを添えてみてください。

 

(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://www.instagram.com/kokookuda/)

 

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この記事を書いた人

編集部
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