梅の実が膨らんでいます。梅酢を使った料理の出番です。
梅酢タコを作ってみませんか。旬の真ダコを梅酢にひと晩漬けておくだけで、おいしい副菜にも、ごちそうご飯にもアレンジできます。
タコは高たんぱく低カロリーの食品です。そのうえ60gで、老化の原因になる活性酸素の生成を抑えるセレニウムの1日必要量を摂ることができます。
梅酢は言わずと知れたクエン酸の宝庫。ミネラルの吸収を助けて疲労回復に抜群の効果があります。
さわやかな味の梅酢タコを食べて、春から夏へ健やかに過ごしましょう。
梅酢タコの酢の物の作り方
まず梅酢タコを作ります。保存袋を使用すると、少量の調味液で行き渡ります。マグカップなどに袋を入れ、袋を立たせて使うと楽にできます。
【材料】
・真ダコ(生食用):100g
・梅干しに使用した赤ジソ:適量
・梅酢:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・うすくちしょうゆ:大さじ1/2
・キュウリ:1本
・塩(キュウリの塩もみ用):小さじ1/2
・ワカメ:適量(目安として15g)
【作り方】
1./真ダコを薄切りする。梅干しに使用した赤ジソをみじん切りにする。
2./梅酢、砂糖、うすくちしょうゆを混ぜ合わせて調味液を作る。
きれいな薄ピンクの梅酢調味液
3./マグカップに保存袋を入れ、1の真ダコと赤ジソを入れる。2の調味液を入れる。
袋を器の中で立たせて使うと便利
4./マグカップから取り出して、よく揉みこむ。3時間以上、冷蔵庫に置いて味をなじませる。ひと晩置くとなおよい。梅酢タコのできあがり。
味をなじませたらできあがり
5./乾燥ワカメを使用する場合は、ワカメを水戻ししておく。塩ワカメの場合は水に浸けて塩出ししておく。
6./塩もみキュウリを作る。キュウリを薄切りする。ザルにキュウリと塩を入れてもむ。
キュウリを塩でもむ
6./キュウリがしんなりしたら、流水で塩を洗い流す。ぎゅっと水分をしぼる。
7./4の梅酢タコ、5のワカメ、6のキュウリを混ぜる。器に盛る。
さわやかな味の梅酢タコ
梅酢タコご飯の作り方
炊きあがったご飯2合(300g)に、工程4の梅酢タコを調味液とともに混ぜる。青ジソを適量のせて、召し上がれ。
梅酢タコでご飯がすすむ
福田恭子/発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。
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