酸っぱさを美味しくいただくメニューのご紹介、その48は砂肝ときゅうりです。
こりこりっと、サクサクっとした食感がユニークで美味しい砂肝は、焼きとりや炒めものなど、日頃から親しみのある食材と思います。今回はその砂肝に酸っぱさを合わせ、さっと作れる副菜に仕上げます。
味のなじみをよくするために、砂肝は薄切り、それにあわせるきゅうりも薄切りにすることで、砂肝ときゅうりを一緒にひと口でいただきます。
さっそく作り方のご紹介です。
砂肝きゅうりの作り方
【材料】(2人分)
・砂肝:100g
・きゅうり:1本
・長ねぎの緑の部分:1本
・パクチー:1本
・にんにく:1/4かけ
・生姜:5g
・ごま油:小さじ2
・醤油:小さじ2
・米酢:小さじ2
・砂糖:小さじ1/2
・豆板醤:小さじ1
・塩:少々
【作り方】
1./砂肝を流水でさっと洗い、水に日本酒(分量外)と長ねぎの緑の部分と砂肝を入れ、茹で、沸いたら火を弱め6~7分ほど茹でたのち、砂肝についたあくを手早く洗い流し、水気を切り、薄切りにする。
水は砂肝がしっかりとかぶるぐらい
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砂肝は可能な範囲の薄切りで大丈夫
2./きゅうりを縦に2箇所ほどピーラーで皮をむき、さらに縦半分に切り、薄切り、ボウルに入れ、塩少々をまぶして10分ほど置いておく。
きゅうりは揉まず塩を馴染ませるのみ
3./にんにくと生姜をすりおろす。
4./ボウルに、3のにんにくと生姜、ごま油、醤油、米酢、砂糖、豆板醤を入れ、よく混ぜる。
5./4のボウルに、1の砂肝を馴染ませ、冷蔵庫で30分ほど置いたのち、余分な水気を搾った2のきゅうりと和え、器に盛り、刻んだパクチーを添えたら出来上がり。
砂肝の表面に万遍なく味を馴染ませる
味の入った砂肝ときゅうりは相性抜群
辛さと酸っぱさがバランスがとれた砂肝ときゅうりに、仕上げのパクチーで香りをそえました。もしパクチーがお苦手の場合はスキップもしくは青ねぎに代えて頂いてもOKです。砂肝を薄切りし、味のからみをよくし、しばしの間漬け込み、味を馴染ませるのがポイントです。なじませる間の時間は必要ですが、調理作業そのものはとてもシンプルです。ぜひトライしてみてください。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://www.instagram.com/kokookuda/)
文庫版サイズ(厚さ1.2×横10.5×縦14.8cm)
304頁
定価:本体1,800円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-43-7
◎入手方法
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