酷暑が続くと、なるべく火を使わずに料理をしたいものです。
今回は、きゅうりを酸っぱさと辛さとで包み込む一品をご紹介します。
作り方はいたってシンプル。ポイントはきゅうりにタレがからみやすいよう、板ずりして、たたいてから切ること。タレは「濃いな」と思えるぐらいのしっかりめの味にすること。水分が多いきゅうりに味を馴染ませるには、味見の時点でこのぐらいと感じる濃さのタレだと、食べるときには味がぼけてしまいます。
たたききゅうりの酸っぱ辛い和えものの作り方
【材料】(作りやすい分量)
・きゅうり:2本
・大根:4cm
<タレ>
・生姜:20g
・青ねぎ:4本
・醤油:大さじ1
・ごま油:大さじ1
・米酢:小さじ2
・砂糖:大さじ1/2
・豆板醤:小さじ1/2
【作り方】
1./洗ったきゅうりをまな板の上におき、塩(分量外)をし、板ずりをしてから麺棒などでたたき、一口サイズに切る。
たたいて切ることで味の絡みがよくなる
2./洗った大根の皮をむき、縦に8等分にしてからまな板の上におき、塩(分量外)をし、板ずりをしてから麺棒などでたたき、一口サイズよりすこし小さめに切る。
きゅうりより小さめの大きさに切る
3./おろした生姜、小口切りにした青ねぎ、醤油、ごま油、米酢、砂糖、豆板醤を混ぜ合わせる。
香味野菜がたっぷりの合わせダレ
4./1のきゅうりと2の大根の水分をしっかりとしぼってから、3のタレとよく絡ませ、1時間ほど冷蔵庫でなじませたら出来上り。
具材にまんべんなくタレを馴染ませる
冷えたしゃきしゃきの食感もご馳走
今回は生姜と青ねぎの香味野菜を使っていますが、生のにんにくが大丈夫な場合は、おろしたにんにくを少々追加しても美味しいです。また辛さはお好みで、豆板醤の量の加減で調整頂いてOK。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)