酸っぱさを手なづけるその39 たたきごぼう

カテゴリー:レシピ 投稿日:2023.12.30

年の瀬の慌ただしさもピークの頃でしょうか。年末のこの時期、おせち献立を考え始める頃でもあります。
おせちにはふだん使いのおかずの献立が共存しています。私にとって新年の祝い膳という意味合いを楽しみつつ、日頃のごはんの延長線でもあります。今回の酸っぱさは、おせちでもあり、常備菜としても作っている「たたきごぼう」をセレクトしました。米酢とレモンの搾り汁を使ったたたきごぼうは、食べあきないごぼうメニューになります。

 

たたきごぼうの作り方
【材料】(2~3人分)
・ごぼう:2本
・塩:小さじ1/2
・米酢:大さじ1

・白胡麻:大さじ3/4
・醤油:大さじ1/2
・みりん:大さじ1/4
・淡口醤油:小さじ1/2

 

【作り方】
1./ごぼうを洗い、皮をこそげる。

2./1のごぼうをすり棒で叩く。

ところどころがつぶれるような感じで

 

3./2のごぼうを鍋に入る長さに切り、塩と米酢を入れて茹で、4cm長さに切る。

4./すり鉢に、炒った白胡麻を入れ、する。

5./すり鉢に、醤油、みりん、淡口醤油を入れ、さらにする(みりんのアルコールが気になる場合は、醤油とみりんと淡口醤油を小鍋に入れて火にかけアルコールを飛ばしてからすり鉢に入れる)。

白胡麻のよい香りがただよう和え衣

 

6./5のすり鉢に3のごぼうを入れ、和え、器に盛り付けたら出来上がり。

もし手に入れば新ごぼうがおすすめ

 

ごぼうを茹でる前に、ごぼうをすり棒でたたき、繊維をこわすことで、しっかりとした味わいの和え衣のなじみをよくします。もし、すり棒が無ければ、麺棒など、身近な道具で代用してください。下茹で時に、米酢やレモンの搾り汁を使うことで、よく日持ちもし、おせちとしても、日頃のごはんの常備菜としても楽しめる、爽やかなたたきごぼうが出来上がります。ぜひ作ってみてください。

 

(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)

 

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この記事を書いた人

編集部
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