これまでに京都のお節料理「三つ肴」をご紹介しましたが、ここから、お節が残ってしまったときのアレンジレシピを紹介していきます。
いたみやすい順に、まずたたきゴボウから。ゴボウは植物繊維の宝庫、水分を大量に吸収して便通を良くしてくれます。お正月太りの解消や整腸のために、ぜひ意識して摂りたい食材です。
甘いおやつの「大学ゴボウ」と腸活にうれしい「たたきゴボウサラダ」を作りましょう。
大学ゴボウの作り方
「大学ゴボウ」とは、大学芋のゴボウバージョン。カリカリの甘い外側が意外にもゴボウとよく合います。
【材料】(4個分)
・たたきゴボウ:100g程度
・サラダ油:小さじ2
・みりん:小さじ1
・砂糖:大さじ2
・水:小さじ2
【作り方】
1./フライパンに油を入れ、ゴボウを炒める。温める程度でよい。火が通ったゴボウは取り出しておく。
2./フライパンに油が残っていたら、ティシュなどでふき取る。みりん、砂糖、水を入れて弱火にかける。砂糖が溶けたら、1のゴボウを入れて手早くからめる。
手早くからめる
3./水分が減って気泡が小さくなったら、クッキングシートに1個ずつ並べて冷やす。
冷えると表面がカリカリになる
ゴボウのカリカリスイーツ
たたきゴボウサラダの作り方
オリーブオイルで炒めるだけ。たたきゴボウのしょうゆ味との相性が抜群です。お好みでマヨネーズを付けてお召し上がりください。
【材料】
・たたきゴボウ:50g程度
・オリーブオイル:小さじ1
・(お好みで)マヨネーズ:適量
【作り方】
1./フライパンにオリーブオイルを入れて中火にし、たたきゴボウを炒める。
2./お好みでマヨネーズを付けて召し上がれ。
ついついお箸の出るおいしさ
お正月疲れの腸におすすめ
福田恭子/発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。
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