カボチャが美味しい季節ですね。この時期ちょうど店頭に酒粕も並んでいます。「酒かす」と言っても酒の「絞りかす」ではありません。昔の記録によると「酒骨(さかぼね)」と呼ばれ、酒を醸す際の骨にあたると考えられていたようです。実際、酒粕には多くの栄養素が含まれています。日本固有の栄養たっぷり酒粕を洋風に使えないかとクリームチーズと合わせてグラタンにしてみました。
【材料】
・カボチャ:250g(どんな種類のカボチャでも可)
バターナッツカボチャ
・エリンギ:1本
・パプリカ:1/3個
・バター:大さじ1
▼グラタンソース
・クリームチーズ:100g
・生クリーム:180ml
・酒粕:大さじ1
・塩:小さじ1/2
・こしょう:少々
ばら粕の方が扱いやすい
【作り方】
1./カボチャは5mm位の厚さで一口台の大きさに、エリンギ・パプリカは大きさをそろえて切る。
2./耐熱容器に野菜を平らに入れて大さじ1のバターを散らしふんわりラップして、電子レンジ600w4分加熱する(機種によって多少の時間差があるので様子を見ながら加熱する)
できるだけ平らに
3./耐熱容器にバターを塗って野菜の水分を切って並べる。
4./小さめのフライパンか鍋に生クリームを入れ、少し温まったら細かくしたクリームチーズと酒粕を入れ中火弱で7分位へらなどで混ぜながら溶かす。
焦がさないように
5./ソースの材料が溶けたら、塩小さじ1/2とこしょうを少々入れて味を見る。
6./3の野菜の上にソースをかけて200°のオーブンで10分加熱する。程よく焦げ目がついたら出来上がり。
熱いうちに召し上がれ
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。
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