里芋は秋冬のイメージが強い野菜ですが、10月~年末が収穫の最盛期となります。秋の収穫祭に里芋をお供えしたことから「中秋の名月」のことを「芋名月」とよんだそうです。東北の秋には「芋煮会」と呼ばれる行事もあります。里芋は他の芋類に比べて糖分の少ない野菜です。甘い芋は苦手という方にもおいしく食べていただけるのではないでしょうか。芋を選ぶときに洗ってしまうと風味が落ちてしまうので、なるべく泥付きのものをおすすめします。昔から日本人の身近にあった里芋を使って手軽にできる一品をご紹介します。
【材料】4人分
・里芋:300g
秋ですねえ
・クリームチーズ:30g
・めんつゆ:大さじ2
・青菜等:適量(盛り付け用)
▼あん
・出し汁:150ml
・薄口醤油:大さじ1/2
・本みりん:大さじ1
・塩:少々
・片栗粉:大さじ1
【作り方】
1./里芋をよく洗い、皮を剥かずに半分ずつふんわりラップをして600w6分電子レンジで加熱する(機種によって多少の時間差があるので、様子を見て加減してください。芋が軽く潰せればOK)
泥はよく落とす
2./加熱した里芋の皮を熱いうちに手で剥く(加熱後は熱いので気をつけて)
3./皮を剥いた里芋はボウルなどに入れ熱いうちに潰す。
4./里芋がよく潰れたところにクリームチーズとめんつゆを入れてよく混ぜ合わせる。
熱いうちに手早く
5./里芋を4等分にして、手に軽く水をつけておまんじゅうを作る。
6./鍋に片栗粉以外の材料を入れて火にかけ、沸騰したら火を弱めて片栗粉を大さじ2の水で溶き鍋に流し入れる。全体にとろみがついたら火を消す。
7./器に里芋まんじゅうを入れ全体にあんをかけて青菜を飾り付けて出来上がり。
召し上がれ
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。
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