「あんばやし」とは、富山県の郷土料理で、味噌田楽の一種です。薄く三角に切った白こんにゃくを竹串に刺して熱湯で茹でてから、生姜の効いた甘味噌をかけていただきます。
不思議な名前の由来は、甘辛の「あんかけ」が「あん」、串に刺した三角のこんにゃくが並ぶ姿を林(はやし)に見立てたともいわれています。富山では露店のルーレットを回し、出た数の本数をもらえる、という身近さもある食べ物です。生姜の効いた甘味噌は、さっぱりとしていて何本でも食べられそうです。
あんばやしの作り方
こんにゃくは三角に切りますが、薄く切る際には四等分ぐらいの厚みが食べやすいようです。
【材料】
・白こんにゃく:1枚
・味噌:50g
・砂糖:大さじ2
・本味醂:大さじ1と1/2
・水:大さじ1と1/2
・生姜汁:すりおろし生姜10g程度分
【作り方】
1./白こんにゃくは三角に切ってから、四等分に薄く切り分ける。
こんにゃくを三角に切る
2./1を波打たせるように串に刺して、熱湯で5分ほど茹でる。
名前の由来、木のように見せる
3./鍋に調味料を全部入れて火にかけ、砂糖が溶けてグツグツしてきたら生姜汁を入れて火を止める。
田楽味噌をつくる
4./2を皿に盛り付け、3をかけて出来上がり。
おやつ感覚で食べられる
(文責・編集部)
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