酒蔵だより(4)試行錯誤を誓って 191回目の釜開き!

カテゴリー:酒 投稿日:2023.11.07

ご承知のように今夏の日本列島は、観測史上記録づくしの猛暑と豪雨に見舞われ、なかでも当県は7月から9月にかけての3ヵ月、焼け付くような暑さが続き、誇れる稲作に甚大な被害をもたらしました。結果、昨年以上に米が硬くなり、蔵人たちは釜開きの神事を控えて決意を込め、「今年の酒造りも難しい年となりそうです。全員一丸となり、試行錯誤しながら進めて行きましょう!」の誓いは、頼もしく力強いです。

そして去る10月3日(友引)。創業から 191回目となる「釜開き」を、古くから新潟県の酒造りとゆかりの深い地元・宇奈具志神社 宇木宮司より、清水と塩を井戸や窯場にふりかけて清め、それから仕込み蔵二階にまつられている蔵人たちのよりどころの守護神松尾様にお供えをし、「よい酒ができますように。最後まで無事に務めが果たせますように」と、玉串を捧げ、お祓いをうけ、祈願をした次第です。

これもひとえに、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和に亘る皆様よりのご支援があったればこそであり、記念すべき191回目の釜開きにあたり、心より深く感謝いたしておるところです。

いま仕込み蔵では2銘柄(「清泉」「夏子物語」)のしぼりたての醪がフツフツと発酵し、泡立ち、フルーティーな香りが蔵中に満ち 外にまで漂わせ、11月下旬の蔵出しを待っております。

 

▼「清泉 しぼりたて」税込3,300円(1.8L)、税込1,760円(720ml)/発売時期:11月下旬

 

▼「夏子物語 しぼりたて」税込1,760円(720ml)/発売時期:11月下旬

 

日本酒の秋。やはり酒蔵には蒸米と新酒の香りが似合います! ご期待下さい。

 

※トップ画像は「釜開きお祓い」の様子

 

久須美酒造株式会社(新潟県長岡市) 久須美賢和

 

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編集部
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