酢味噌を使った和え物は、これからの季節、鍋料理の箸休めとして重宝します。酢味噌の酢を柑橘系にして、同じく柑橘系のミカン科の山椒を合わせて、和え衣の山椒柑橘味噌を作ってみましょう。
今回は、柑橘の果物に爽やかな酸味のグレープフルーツを使い、キウイフルーツも合わせて、柑橘系のマリアージュと味噌が美味しい味噌和えの出来上がりです。
【材料】
◆山椒柑橘味噌(つくりやすい分量)◆
・味噌:大さじ6
・グレープフルーツ果汁:大さじ3
・甜菜糖:大さじ3
・粉山椒:小さじ1/2~1(お好みの辛味で)
◆和えるもの◆
・グレープフルーツ:1/2個
・キウイフルーツ:1個
・いんげん:50g
・蒸しホタテ:200g
・木の芽:適量
柑橘と山椒のマリアージュ!
【作り方】
1./山椒柑橘味噌を作る。グレープフルーツ1/4個を絞って大さじ3の果汁を用意する。グレープフルーツ果汁と味噌をよく混ぜわせる。さらに甜菜糖を加えて、よく混ぜ合わせる。最後に粉山椒を加えて、よく混ぜ合わせて山椒柑橘味噌の出来上がり! 出来上がった山椒柑橘味噌は、保存瓶に入れて冷蔵庫で保管する。味噌和えの他、サラダのドレッシングや豆腐など、様々なものと合わせられる。
柑橘と山椒の香りが美味しい
瓶など保存容器で保存する
2./和えるものを準備する。いんげんは、塩ゆでしてひと口大に切る。蒸しホタテは、1/2に切る。キウイフルーツは、皮を剥き1cm幅の輪切りにしてそれぞれ4等分にする。グレープフルーツは、1/4個の実を剥きひと口大に切っておく。
和えやすい大きさに切っておく
4./ボウルに和えるものをすべて入れて、山椒柑橘味噌を大さじ1~2を加えてよく和えて出来上がり。味をみて、山椒柑橘味噌を加減する。あれば、木の芽を添える。
箸休めにどうぞ!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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