秋から冬にかけて美味しくなる里芋をお味噌を使って煮ころがしにしてみましょう。
里芋は、皮を洗い、土を落としてから、丸ごとお鍋で茹でて下準備をします。茹でて粗熱を取ってから皮をむく方法が、皮もむきやすく下茹でにもなります。
お味噌の味がやさしく絡み、仕上げにかけるすりごまが香ばしく、深みのある味わいの煮ころがしを召し上がれ!
【材料】
・里芋:500g
・昆布だし:200ml
・本枯節だし:200ml
・味噌:大さじ2
・みりん:大さじ2
・日本酒:大さじ2
・すりごま:大さじ2
里芋を簡単煮ころがしに
1./里芋は、洗って土を落とし、皮ごと鍋に入れる。里芋が被るぐらいの水を入れて茹でる。沸騰して5分ほど茹でたら、火を止めてざるにあげ、粗熱が取れたら皮をむく。
皮が手でむける
2./皮をむいた里芋は、大きなものは2~3等分にして大きさを均一にそろえる。小さいものは、丸のまま使う。大きさを均一にすることで火が通りやすくなる。なお、里芋の皮をむいたときに緑色に変色しているときがありますが、これは日光があたって葉緑体が形成されたためで、腐敗ではないので食べることができます。
均一の大きさにそろえる
3./鍋に昆布だしと本枯節だしを入れて、2の里芋を加えて中火にかける。沸いてきたらみりんと日本酒を加え、弱火にして落し蓋をして里芋が柔らかくなるまで煮る。
だしをじっくりと煮ふくませる
4./里芋が柔らかくなってきたら、落し蓋を外して味噌を加えて、弱火で煮汁が少なくなるまで煮詰める。煮詰め加減は、お好みで調整する。味噌は、加える前に煮汁を少し取り分けて溶いておくと加えたときに全体に混ざりやすい。
時々、鍋をゆすりころがす
ゆっくりと煮含ませる
5./器に盛り付けて、すりごまをたっぷりとかけて召し上がれ!
味噌とすりごまで香ばしく!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
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