味噌にすりおろした玉ねぎを合わせるだけなのでとても簡単ですが、いろいろな料理に使える美味しい調味料になります。さらに、にんにくを少し加え、冷蔵庫で2~3日寝かせることで旨味が一段とアップした玉ねぎ味噌になります。
今回は、牛肉赤身のステーキ用を玉ねぎ味噌で漬けて、この季節に出回っているサラダ用春菊と合わせてみました。春菊の爽やかな香りと牛肉の味噌漬けのコクを味わうひとしなです。
【材料】
・玉ねぎ:1個(150g~200g)
・味噌:玉ねぎ1個分と同じ量
・にんにく:1片
・牛肉:赤身ステーキ用4枚
・サラダ用春菊:1束
・みりん:大さじ1
・日本酒:大さじ1
・ごま油:適量
・サラダ油:適量
玉ねぎとにんにくの旨味がギュッ
【作り方】
1./玉ねぎとにんにくは、皮をむきすりおろす。フードプロセッサーですりおろすのも可。
2./1ですりおろしたものに味噌を加えて、よく混ぜ合わせる。保存容器に移し冷蔵庫で保存する。その日のうちでも味が馴染み調理に使えるが、2~3日後の方が味が落ち着き旨味がアップする。
全体をていねいに混ぜる
冷蔵庫に常備すると便利!
3./牛肉の赤身ステーキ用の重さの1割の玉ねぎ味噌を、肉の両面全体に塗り、ラップでしっかりと包んで味噌漬けにする。冷蔵庫で一晩おくことで、旨味がしみ込み肉も柔らかくなる。春菊は、洗って葉先と茎にわけて、茎は、3cmぐらいに切っておく。
サラダ用春菊と合わせて
肉の両面全体に味噌を塗る
ラップでしっかり包む
4./小鍋に玉ねぎ味噌大さじ2とみりん、日本酒を加えて混ぜ合わせ、軽く火を通してソースを作る(アルコールが飛ぶぐらい)。
5./3で準備した牛肉を2cm幅ぐらいに切り、ごま油とサラダ油を熱したフライパンで焼く。肉に火が通ったら、3で切った春菊の茎と4で作ったソースを大さじ1加えて、全体を軽く炒めるように混ぜ合わせてできあがり。
6./春菊の葉先は、皿に盛り付けておき、その上に5で炒めたものを盛り付け、生のサラダ春菊と一緒にめしあがれ! 4のソースを添えておく。
ソースでお好みの味に整える
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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