酸っぱさを手なづけるその26 焼き舞茸の梨の和え衣のサラダ

カテゴリー:レシピ 投稿日:2023.10.05

テーマは「梨」。私にとって梨は料理に活用しているフルーツの中でも筆頭格。みずみずしくしゃきしゃきとした食感の梨を今回はすりおろして、香ばしく煎り焼きした舞茸にからませていただきます。すりおろした梨を味わい深いものに仕立ててくれるのが米酢。梨の爽やかさと米酢の旨みのタッグです。

 

焼き舞茸の梨の和え衣のサラダの作り方
【材料】(4人分)
・舞茸:150g
・油:適量
・梨:1/2個
・レモンの搾り汁:1/2個分
・米酢:小さじ1/2強
・淡口醤油:小さじ1/2強
・塩:適量

 

【作り方】
1./舞茸を洗い、一口では入らないぐらいの大きめのサイズに切り分ける。

なるべくばらばらにならないように

 

2./鍋またはフライパンに油を少し入れ、1の舞茸を煎るように焼き、取り出しておく(お手持ちの鍋またはフライパンは、焦げつきにくい方をお使いください)。

舞茸の水分を飛ばすように香ばしく

 

焼き目もつき、香りただよう舞茸

 

3./和えられるサイズのボウルにレモンを搾り、種を除く。

4./3のボウルに、皮をむいた梨をすりおろし、レモンの搾り汁とよくなじませる。

5./4のボウルに、米酢、淡口醤油、塩少々を混ぜる。食べる直前に粗熱の取れた2の舞茸を和え、盛り付けたら出来上がり。

梨の和え衣とともに舞茸を楽しむ

 

酸っぱさを手なづけるその22で、ご紹介した菊の酢漬けがお手元にあれば、仕上げに散らすのもおすすめです。
酸っぱさを手なづけるその22 菊花ごはん

 

酢漬けの菊を散らして一層秋らしく

 

梨の甘さとレモンの酸っぱさ、そこに発酵の旨みである米酢が重なることで、ふくよかで、かどのないやわらかな酸みの味わいに仕上がります。水分が出やすいので和えるのは食べる直前に。ここだけを気をつけてもらうだけで美味しい秋のひとしなの完成です。ぜひ。

 

(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に、し無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい