夏もそろそろ後半戦。旅や行楽などで外食も多くなるこの時期、お家ごはんでは、不足しがちな野菜を摂るようにしましょう。今回は切ってあえるだけで、たっぷりとキャベツが取れるコールスローをご紹介いたします。
キャベツは色紙切りまたは細切り、どちらでもお好みで。美味しく作るポイントはキャベツを事前に塩になじませ、脱水させたのち、コールスローの味つけをすることです。
梨をきかせたコールスローの作り方
【材料】(作りやすい分量)
・キャベツ:約400g(1/2個相当)
・塩:4g
・とうもろこし:1本
・マヨネーズ:90g
・米酢:大さじ1
・梨の搾り汁:1/2個分
・胡椒:適量
【作り方】
1./キャベツを洗い、1~1.5cmほどの色紙切りまたは1cm弱の細切りにする。
2./とうもろこしを蒸し、粒をそぎ落とす。
※缶詰のとうもろこしでもOK、その場合、粒のみで約200g、余分な水分を切っておく。
3./ボウルに1のキャベツを入れ、塩を全体になじませ、しばし置いておく。
この時点ではもまずに、なじませるのみ
4./水に通し、よく絞ったふきんをボウルにのせ、その上で梨をすりおろし、ふきんを茶巾絞りのようにして、梨の果汁を搾る。
ふきんでおろした梨を包んで搾る
5./ボウルにマヨネーズ・米酢・梨の搾り汁を混ぜ合わせる。
6./3のキャベツがしんなりし、水気が出てきたら、やさしくもみ、水分をしっかりと搾ってから、5のボウルに入れ、さらに2のとうもろこしも追加し、全体に味をなじませ、仕上げに胡椒を添えて出来上がり。
とうもろこしは手でばらして入れる
胡椒はお好みでたっぷりめでもOK
夏から秋にかけて楽しめる梨は例年楽しみにしているフルーツのひとつ、スーパーなどでも多く見かける時期になりました。マヨネーズと米酢との直球の酸みに、梨の甘みとほんのりとした酸みが加わることで、口あたりがよく、味わい深いコールスローに仕上がります。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)