猛暑の日々、火を使った料理は作るのも食べるのも嫌、という声を聞きます。
ならば、冷やっこはいかがですか? 大豆をすりつぶして作られている豆腐は植物性たんぱく質が豊富、80%以上が水分で体を冷やす効果があります。
薬味には青ジソ、ミョウガ、ショウガを混ぜた醤油麹をぜひ。「1丁ペロリと食べてしまう」「毎日食べても飽きない」おいしさです。
夏の薬味入り醤油麹の作り方
醤油麹は作ってから1週間ほど寝かせます。そこに青ジソ、ミョウガ、ショウガをそれぞれみじん切りにして混ぜ、ひと晩置きます。時間がかかるようですが、作業は簡単。週末に作り置いて平日は盛り付けるだけというテもあります。
青ジソ、ミョウガ、ショウガの量は、それぞれお好みで加減してください。以下の量は目安です。
【材料】
・乾燥麹:50g
・醤油:100g(乾燥麹の倍量)
・青ジソ:20g
・ミョウガ:30g
・ショウガ:20g
【作り方】
1./きれいに洗った瓶に、乾燥麹をほぐして入れる。醤油を足して、よく混ぜる。
乾燥麹と醤油は1:2で
2./1日1度、かき混ぜる。常温で夏場は3日ほど、それ以外の季節なら1週間ほど置くと、色が黒くなり、乾燥麹の粒々が柔らかくなってトロミがつく。醤油麹の完成。
乾燥麹の粒々が柔らかくなれば完成
3./青ジソ、ミョウガ、ショウガをみじん切りにする。
3種の薬味をみじん切りに
4./2で完成した醤油麹に、3を入れてよく混ぜる。蓋で押さえるようにしてもよい。冷蔵庫にひと晩置く。
この状態で漬け置く
豆腐の薬味に最高!
他には、そうめんのタレに足し入れたり、ゆでたオクラや焼きナスに合わせたり、美味しくいただけます。
福田恭子/発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。