脂ののった鮮度の良い鰯を、醤油麹を使ってふっくらとやさしい美味しさの煮魚に! 鰯には、骨粗鬆症を防ぐカルシウムと、それを吸収する助けをしてくれるビタミンDの両方が含まれている健康に嬉しい魚です。青魚のなかでも、高度不飽和脂肪酸が多く含まれていてアンチエイジングや生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。
新米の美味しいこの季節、お米の甘みと共に楽しみたい一品です。梅干しを入れることで保存性も増し、冷めても美味しくいただけます。
【材料】
・鰯:600g
・焙じ茶:20g
・醤油麹:大さじ1
・梅干し:50g
・水:400ml
・セロリスプラウト、三つ葉など香草:少々
・すりおろし生姜:少々
【作り方】
1./鰯は、うろこをとって頭をおとし腹は斜めに切りおとし内臓を取り除き、丁寧に水洗いする。その後、塩水で洗い、しっかりと水気をきる。
脂ののった鰯は、美しい!
2./鍋に水を沸かし、火を止めてほうじ茶を入れ、蓋をして30秒ほど蒸らし、茶こしで濾す。ほうじ茶を煮出すとお茶の渋みが出てしまうので気をつける。
ほうじ茶が良い仕事をしてくれる
3./鍋に鰯を並べて、2で抽出したほうじ茶を入れ、ほぐした梅干しと醤油麹大匙1を入れて中火にかけ、落し蓋をして鰯に火が通るまで煮る。
煮る時に圧力鍋を使用すると、15分ほどで、骨まで柔らかくなる。幼児や高齢者にも食べやすくなる。
4./お皿への仕上げには、おろし生姜とセロリスプラウトや三つ葉など緑をあしらいさわやかに、できあがり!温かく食べても冷やして食べても美味しくいただける。
鰯も醤油麹でふっくら優しい甘み
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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