かぼちゃの仲間のズッキーニは、夏が旬。色は、緑色や黄色があり、形も細長いものや丸いものなどいろいろありますね。和風でも洋風でも、バリエーション豊富に使える夏野菜です。特に濃い緑色のズッキーニは、煮びだしなどにしても鮮やかな緑が夏の煮物として彩を添えてくれます。
今回は、みりんで少し甘く煮た油あげと香ばしく焼いたズッキーニを合わせ、醤油麹で味を整えて焼きびたしにしました。ズッキーニは、縦にカットすることで食感を楽しめます。
【材料】
・ズッキーニ:1本
・油あげ:1枚
・昆布だし:50ml
・本枯節だし:100ml
・みりん:大さじ2
・醤油麹:小さじ2
・オリーブオイル:大さじ2
・鷹の爪:1つ
濃い緑色のズッキーニを選んで
【作り方】
1./ズッキーニは、長さを3等分にし、それぞれを縦に6等分に切る。ズッキーニが細い場合は、4等分に切る。油あげは、湯通しして横に5mm幅に切る。
ズッキーニは縦方向にカットする
2./鍋に昆布だし50ml、本枯節だし100ml、みりん大さじ2と油あげをいれ、中火で煮る。
油あげをだしで煮る
3./フライパンにオリーブオイル大さじ2と鷹の爪1つを入れて、油が温まったら、ズッキーニを並べるように入れ、中火でカットした面に焼き色がつくように、短時間で香ばしく焼き上げる。焼きあがったら、一度、ペーパータオルの上などに置き余計な油を切る。
ズッキーニは、カットした面を焼く
ズッキーニは、焼き色がつく程度に
4./2の鍋に醤油麹小さじ2を入れ、混ぜ合わせた後に、3.で焼き上げて油を切ったズッキーニと鷹の爪を入れる。ひと煮立ちしたら、弱火にして5分ほど煮て火を止めて、そのまま冷まして味を含ませて出来上がり。冷やしても美味しくいただけるので、倍の量での作り置きもおすすめです。
冷ますことで味が含まれる
箸休めのひとしなに!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。