食事を作るのがおっくうな時、ありますよね。パパッと作れて、美味しくて、洗い物は簡単、食べたら元気になれるレシピがあったらなあ……、あるんですよ、これが。
キャベツとシラスに醤油麹でお味付けしたパスタをぜひお試しください。キャベツの成分キャベジンは胃腸薬に使われるほど胃腸にいいとされています。シラスにはカルシウムやビタミンDビタミンB12が豊富。発酵食品である醤油麹には疲労回復に効果のあるといわれるビタミンB1がたっぷり。
鍋でゆでて器に盛って混ぜるだけなので、洗い物も少しですみます。お味は日本人好みの醤油味。忙しい時にも重宝なレシピです。

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キャベツとシラスの醤油麹スパゲッティの作り方
キャベツの芯には栄養があるので、捨てずに薄切りして使います。ゆでると甘味が増します。キャベツをゆでた湯でパスタもゆでます。味つけは器一つでOK。
青ジソのトッピングをおすすめします。カルシウムやビタミンB1の多さは野菜のなかでもトップクラス。醤油麹の量は、熟成具合やお好みによって加減してください。

【材料】(1人前)
・スパゲッティ：100g
・キャベツ：150g
・シラス：30g
・醤油麹：大さじ1～2
・青ジソ：適量(5g程度)
・水：1000ml
・塩：小さじ1

【作り方】
1.／鍋に水を入れ、強火にかける。キャベツを千切りする。芯も薄切りにする。

キャベツの芯は薄切りに

2.／沸騰したら塩を入れる。キャベツの芯を入れて、透明になったら、キャベツの葉を入れてゆでる。
3.／キャベツが柔らかくなったら、ボウルの中に置いたザルに湯ごと入れる。ザルを上げて、ボウルに残った湯を鍋に戻して、火にかける。すぐに沸騰するので、スパゲッティをパラパラと入れ、指示の時間通りにゆでる。

湯は使いまわす

4.／スパゲッティは時々、かき混ぜる。3のキャベツをさっと水に浸けてあら熱をとり、ぎゅっとしぼって器に取り置く。青ジソを千切りにしておく。
5.／スパゲッティがゆであがったら、ザルに取って水分を切る。3のキャベツの上にのせる。シラスをのせる。醤油麹大さじ1を入れて混ぜる。味見して、お味が薄いようなら、醤油麹を小さじ1ずつ足してみる(小さじ3で大さじ1の量になる)。

材料を次々に入れて混ぜる

6.／千切りにした青ジソをトッピングする。

手軽で美味しい！

福田恭子／発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。