今回の酸っぱさの活用は、「たまご×米酢」です。茹でたまごは、そのままで食べるほか、サラダの具材などにも活用できる便利なアイテムですが、その茹でたまごを米酢のきいた漬け汁に浸すだけの「漬けたまご」が今回のテーマです。
ラーメンなどに添えられているプロの煮たまごは、少々ハードルが高いかもしれませんが、今回の漬けたまごは「茹でて漬けるだけ」の簡単献立です。
米酢がきいた漬けたまごの作り方
【材料】(作りやすい分量)
・たまご:3~4個
・醤油:大さじ1と1/2
・淡口醤油:大さじ1と1/2
・日本酒:大さじ1と1/2
・米酢:大さじ1と1/2
・みりん:大さじ1
・砂糖:大さじ1
【作り方】
1./たまごを常温にもどす。
2./鍋に水を入れ、静かに1のたまごを入れ、強火にかけ、約10分茹でる。
3./鍋に醤油、淡口醤油、日本酒、米酢、みりん、砂糖を入れ、砂糖がほどほどに溶けるまで混ぜてのち、火にかけ、ひと煮立ちさせて、火をとめる。
先にほどほどに砂糖を溶かすことがポイント
4./2のたまごを流水にとり、殻をむく。
5./チャック付き保存袋に3の漬け汁と4のたまごを入れ、一晩冷蔵庫で休ませて出来上がり。
なるべく空気を抜いてチャックする
出来上がった漬けたまごは、そのままおかずとしていただくほか、麺献立のトッピングに使ったり、海苔で巻いて食べたり、また片栗粉をまぶし、焼き揚げなどにしても美味です。
そのままでも美味
焼き揚げ仕様も最強ごはんのお供
しっかりとした味つけの漬けたまごに、酸っぱさが加わることで、口飽きない漬けたまごに仕上がります。プレーンでも美味しい漬けたまごですが、お好みで青ねぎやパクチーを添えても爽やかさが加わります。お好みで、茹でたまごは茹で時間をすこしだけ短くして、やや半熟の茹でたまごで漬けてもよし。ぜひお試しください。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)