生クリームを乳酸菌で発酵させて作られる「サワークリーム」は、コクとしっかりとした酸みが特徴で、ボルシチなどに代表される様々なスープや、濃厚なソースで煮た牛肉にさわやかな酸みを添える際など、さまざまな料理に活用されています。今回は、サワークリームにスモークサーモンを合わせ、サワークリームが味の決め手のパテにし、パンにそえて頂きます。
クロスティーニとは、トーストしたパンの上にさまざまな具材をのせていただくイタリア料理の前菜のひとつです。早速作り方をみていきましょう。
サワークリームが決め手スモークサーモンのクロスティーニの作り方
【材料】(作りやすい分量)
・スモークサーモン:約80g
・サワークリーム:20g
・EXVオリーヴオイル:大さじ1/2
・ディル 約2本
・塩:ひとつまみ
・胡椒:適量
・パン:適量
【作り方】
1./スモークサーモンを粗く刻む。
フィレのものでなく切り落としでも十分
2./ディルを洗い、刻む。
3./ボウルにサワークリーム、EXVオリーヴオイル、2のディル、塩を入れ、よく混ぜたのち、1のスモークサーモンを和える。
まずは、パテのベースの味を調える
スモークサーモンは切るように混ぜる
4./パンをトーストする。
5./4のパンに、3のサワークリームサーモンパテを塗り、胡椒を少々し、仕上げにディル(分量外)を添えたら出来上がり。
サワークリームとスモークサーモン、スモークサーモンとディル、はそれぞれとても相性のよい組合せ。それらをひとつにまとめたのが今回のサワークリームサーモンパテです。サワークリームの深いコクとあとをひく心地よい酸っぱさは白ワインやビールのお供にも最高です。
今回は他の具材は無し、プレーンのサワークリームサーモンパテですが、茹でて刻んだほうれん草や、刻んだきゅうりなどを少々追加してバリエーションを楽しんでもいいですね。その際はそれらの材料を搾って水気をしっかり切ってから手早く混ぜてください。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)