切り干し大根は江戸時代から食されている身近な食材です。秋から冬にかけて収穫した大根を天日に干して作られる乾物です。日本各地域で「切り干し大根」「千切り大根」「花切大根」「丸切り大根」「軒しのぶ」などいろいろな呼び方があるようです。大根は生より天日干しすると旨みや栄養価が増します。ただ、水に戻してから調理すると水溶性の成分が流れ出てしまいます。栄養価を逃さないためには、そのまま調理するか戻す時間をなるべく短時間にすることをオススメします。
【材料】
・切り干し大根:20g
・ベーコン:50g
スライスベーコンでも可
・カレーパウダー:小さじ1/2
・塩麹:小さじ1
・醤油:小さじ1/4
・オリーブオイル:大さじ1
【作り方】
1./切り干し大根は保存がきく便利な食材ですが、保存期間が長くなるとえぐみや臭みが出てきてしまうのでよく洗ってからボウルに水を張り8分ほどおいて戻す。
よく洗い戻し水が透き通る位
2./水で戻した切り干し大根をよく絞り、食べやすい大きさに切る。
3./ベーコンを細切りにする。
ギュッと絞って
4./フライパンにオリーブオイル大さじ1をひき、切り干し大根を入れて軽く焦げ目がつくまで炒める。
香ばしさを出すため
5./焦げ目のついた切り干し大根はフライパンの片側に集め空いた所でベーコンを炒めて、脂が出てきたら寄せておいた切り干し大根と合わせ炒める。
6./味付けにカレーパウダーと塩麹を混ぜ合わせ、仕上げに醤油を鍋肌に入れて全体になじませて出来上がり。
カレー風味の出来上がり
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。