発酵食好きの読者の皆さんなら「塩麹」を、塩のかわりに調味料として活用している人も多いでしょう。ご存知のように、麹菌の酵素が働き、食材の旨味を引き出してくれるので、塩麹を使うだけで料理の味が決まるという大きなメリットもある。
塩麹を使って、手軽にできる常備菜もつくっておくと重宝するもののひとつ。なかでも「塩麹キノコ」は、冷蔵庫に食材の買い置きがないときや忙しいときなどにお役立ちの常備菜だ。
塩麹の麹菌と菌類であるキノコという2つの「菌」を取り入れることで、美味しくて身体に優しい「菌活」もできる。そんな「塩麹キノコ」の作りかたと食べ方を紹介しよう。
【材料】 ※作りやすい分量
・しめじやマイタケ、エリンギやエノキなど、お好みのキノコを合計2パック分
・塩麹 大さじ5
【作り方】
1./食べやすい大きさに切ったキノコ類を熱湯で1分、ゆがく。
2./水気をしっかりきった1のキノコ類に塩麹をまぶし、容器に入れて3日間、冷蔵庫で保存すれば完成。
完成した「塩麹キノコ」は、炒め物や味噌汁の具材としても活用できるが、おすすめはパスタ。熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、刻んだニンニクと鷹の爪を軽く炒めたところに、塩麹キノコと茹で上がったパスタを入れる。2~3分、炒め合わせたら「塩麹キノコパスタ」のできあがり。塩麹の甘味と熟成したキノコの旨味、ほどよい塩加減が最高の一皿だ。