揚げずに焼く「豆アジの南蛮漬け」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2023.06.25

アジが旬を迎える初夏。12センチくらいまでの小ぶりの物が「豆アジ」の名前で売られています。お魚屋さんやスーパーで見つけたら、ぜひお求めください。お財布にやさしいうえに、骨ごとおいしく食べられて栄養価の高い旬の食材です。
定番の南蛮漬けを、今回は揚げずに焼いて調理します。油の後始末もなく、カロリー控えめがうれしいところ。4日ほど日持ちします。

 

豆アジの南蛮漬けの作り方
内臓は取り除きますが、頭や骨はそのまま食べられます。12センチくらいまでのサイズなら、アジ特有のゼイゴと呼ばれる尾近くの硬い骨も取らなくてOKです。
調味液は焼く前に用意し、焼けたらすぐに浸(ひた)してください。冷めると骨が硬くなります。

 

【材料】
・豆アジ:10尾ほど(1尾約12~15gの物)
・タマネギ:1/2個
・ニンジン:1本
・塩(豆アジにまぶす用):少々
・酢:150ml
・みりん:100ml
・しょうゆ:50ml
・砂糖(有ればキビ糖):20g
・唐辛子(なくてもよい、一味でも可):1本

9尾198円(税抜き)!

 

【作り方】
1./豆アジの内臓を取り出す。エラの根元に指を入れれば、包丁を使わずに手でさばける。きれいに洗い、キッチンペーパーで水分をふき取る。軽く塩をまぶしておく。

内臓を取って洗う

 

2./マリネ液を作る。容器に酢、みりん、しょうゆ、砂糖、お好みで唐辛子を入れ、砂糖が溶けるまでよく混ぜる。
3./1の豆アジをグリルで焼く。強めの弱火程度にして、焦げないように注意する。
4./豆アジの両面が焼けたら、すぐに2のマリネ液に浸す。焼けた物から順々に浸していく。

熱いうちに調味液に浸す

 

5./タマネギを薄切りに、ニンジンを千切りにして、4に加える。

すぐに食べるよりも、1時間以上、できればひと晩漬けておくと骨が柔らかくなり、味も染みて美味しくなります。
冷蔵庫で4日ほど日持ちします。

 

福田恭子/発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい