その5では、米酢といちごを使った三杯酢の和食献立でご紹介をしましたが、今回は洋風にアレンジ。酸っぱさと一緒に食べると絶品のヤーコンをいちごのドレッシングで合わせます。
シャキシャキとした食感とほんのり甘くほろ苦いヤーコンを酸っぱさと合わせることで、ぐんと味わいが立ってきます。火を使わずに切って和えるだけで、初夏にぴったりのさわやかメニューになります。
フルーツ×酸っぱさ、ヤーコンのいちごドレッシングの作り方
【材料】(2人分)
・ヤーコン:1本
・レモン:1/4個
・いちご:8個
・EXVオリーヴオイル:大さじ2
・赤ワインヴィネガー:小さじ2
・塩:適量
・胡椒:適量
・ディル:1~2本
【作り方】
1./ヤーコンを洗い、皮をむき、小さめの乱切りにし、ボウルに入れ、レモンの搾り汁をまわしがける。
レモンの搾り汁をしっかりまとわせる
2./いちごを洗い、小さめの乱切りにし、ボウルに入れ、EXVオリーヴオイルを馴染ませる。
EXVオリーヴオイルをまとわせる
3./1と2、それぞれ15分ほど冷蔵庫で休ませたのち、2のボウルに1のヤーコンをレモンの搾り汁ごと入れる。
4./さらに赤ワインヴィネガー、塩、胡椒を入れ、よく馴染ませ、器に盛り付ける。
オリーヴオイルに馴染んだいちご
5./器に盛り付け、洗ったディルを散らしたら出来上がり。
出来上がり
見た目はさつまいものようですが味わいはまったく別物。ヤーコンはいちごのドレッシングがよりなじむように、同じようにいちごもEXVオリーヴオイルによくなじむよう乱切りに。それぞれ切った面が多くなるよう小さめの乱切りにしています。
いちごの甘酸っぱさは、オリゴ糖とポリフェノール成分を含むヤーコンの旨みをぐんと引き立ててくれます。今の時季にぴったりな爽やかなひとしな。冷えた白ワインともよく合います。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)