明日葉と書いてアシタバ。「今日新芽を摘んでも明日にはまた新しい芽が出る」ところから、その名がついたといわれる八丈島の特産野菜です。最近はスーパーなどで見かけることも多くなりました。
1年を通して収穫できますが、春のアシタバは柔らかく、とりわけ美味しいといわれています。
ミネラルやビタミンを豊富に含んだ健康野菜アシタバを、ぜひ食卓に摂り入れてみてください。
アシタバのゴマ和えと白和えの作り方
アシタバはセリ科の多年草ですので、セリと同様に独特の香りがあります。また新鮮なものには苦味もあります。香りと苦味を美味しさに変えることが求められます。
まずおひたしにゴマを混ぜたゴマ和えを作りましょう。それだけでも十分に美味しいのですが、さらに豆腐を加えて白和えにします。ゴマと豆腐が良い仕事をしてくれて、あら不思議、美味しい健康野菜料理のできあがり。
【材料】
・アシタバ:1束(100g程度)
・水:1000ml
・塩:小さじ1/2
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:小さじ1
・顆粒だし:小さじ1/4
・つきゴマ(すりゴマでも可):大さじ2
・豆腐(水切りしておく):200g
・しょうゆ(白和えの場合に足す):小さじ1
健康野菜アシタバ
【作り方】
1./アシタバの根元を1センチほど切り落とす。葉部と茎部に分ける。
葉部と茎部に分ける
2./鍋に水と塩を入れて火にかける。沸騰したら、茎部をゆでる。茎部が柔らかくなったら、葉部を入れ、さっと火を通す。
3./ザルにあげて冷水に浸け、あら熱を取る。ぎゅっと絞る。
4./長さ4センチほどに切る。
5./しょうゆとみりんと顆粒だしを混ぜて、調味液を作る。
6./ボウルにアシタバとゴマを入れ、5のおひたし調味料を加えて混ぜ合わせる。
ゴマはたっぷりと
アシタバのゴマ和えの完成
7./次に、白和えを作る。6に、水切りしておいた豆腐をあらく潰して入れる。しょうゆ小さじ1を足し入れて混ぜ合わせる。
アシタバの白和えの完成
福田恭子/発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。
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