冬本番!朝晩の冷え込みや驚くような早さの夕暮れ、日に日に冬を感じるこの頃にもってこいのあったかうどんのご紹介です。
温かいうどんは、ほかほかと温まるのですが、汁をまるごと飲みほすのは、気が引けたりするのではないでしょうか。そこで今回は、豆乳を使ったお汁をうどんにからませながらいただく煮込みうどんです。汁もたっぷりいただける豆乳うどんのポイントは、なんといっても白菜キムチ。香りと旨み豊かな「ヤンニョム」に、大根や梨やニラなどの副菜が混ぜ合わさります。白菜キムチの滋味深い味わいが、出汁代わりの旨みとして大活躍してくれます。
白菜キムチの豆乳煮込みうどんの作り方
【材料】(1人分)
・ゆでうどん:1玉
・白菜キムチ:50g
・豚ばら肉(薄切り):80g
・まいたけ:1/2パック
・豆腐:1/4丁
・青ねぎ:1~2本
・日本酒:大さじ1
・ごま油:適量
・豆乳:300ml
・味噌:大さじ1
・コチュジャン:小さじ1/2
【作り方】
1./白菜キムチを1cmほどの幅に刻む。
2./鍋にごま油を入れ、一口大に切った舞茸と豚肉を炒め、日本酒大さじ1をまわし入れ、さらに1~2分炒め、火を止める。
3./豆腐をさいの目切りにする。
4./青ねぎを刻む。
5./あれば小さめの土鍋に2の舞茸と豚肉、豆乳、4の豆腐を入れ、温める。
保温性の高い、小さめの土鍋が便利
6./湯気が上がってきたら、味噌とコチュジャンを溶き入れ、下茹でしたうどんを入れ、くつくつと煮立ってきたら、1の白菜キムチと5の青ねぎを散らして出来上がり。
白菜キムチを混ぜ麺と具材を一緒に
旨みをまとった豆乳煮込みうどんは、出汁系の汁でいただくうどんとはひと味違った滋味深い味わいです。豆乳の旨みがいっそう麺の風味を引き立たせ、そこに白菜キムチの辛味と酸味が添えられることでシャープさが加わります。こっくりとした味わいの中にもピシっとキレもある煮込みうどんです。
今回は、作り方6からのプロセスは保温性の高い小さい土鍋を使用していますが、無ければ普通のお鍋でも問題なく作れます。皆さまのお腹がじんわり温まりますように。
奥田ここ
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(Instagram)
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