酒粕はアミノ酸・ビタミン・ミネラルが豊富な栄養価の高い食材です。酒粕に含まれる「レジスタントプロテイン」という成分は、腸内で食物繊維と同じように働き、脂をキャッチして体外に排出させる働きがあり腸内環境を整えることで注目されています。この酒粕を発酵の素に使い、豆乳をヨーグルトにします。そのまま食べるのはもちろんですが、味付けやソースに使うと、植物性のコクと酒粕の旨味が料理を一段と引き立たせます。
酒粕豆乳ヨーグルトの作り方
酒粕で一度発酵させて作ったヨーグルトを少し取っておいて新しく豆乳を加えれば、何回も作ることができます。なお、ヨーグルトに使うスプーンは、雑菌が入らないようにその都度必ず清潔なものを使用してください。
【材料】
・豆乳:300cc
・酒粕(板粕):大さじ1 程度
材料はこれだけ
【作り方】
1./酒粕(板粕)を包丁で細かく切って密閉容器に入れ、豆乳を少し入れてよく溶かす。
2./酒粕が溶けたら残りの豆乳を入れ、室内に放置する。固まれば出来上がり。目安として、夏なら1日、冬なら3~4日ぐらいでOK。
固まりひび割れれば出来上がり
アレンジレシピ 豚肉の「酒粕豆乳ヨーグルト」味噌漬け
今回は味噌の漬け床にしました。ヨーグルトと味噌は1:1が基本ですが、味噌の塩加減でヨーグルトの量を調整してください。味噌漬けだと塩分がきつく感じる場合がありますが、ヨーグルトで和らげるので、おいしい上に塩分も控えられます。また、酢とオイルを入れればコクのあるドレッシングにもなるなど、作っておくと応用が効きます。
【材料】
・酒粕豆乳ヨーグルト:カップ1
・味噌:カップ1
・にんにく:1かけ
・豚ロース肉:適量
・胡椒:少々
材料はシンプルでもおいしい!
【作り方】
1./ヨーグルトと味噌をボウルに入れ、よく混ぜる。ソテーした肉にかけるソースとして一部取っておく。
味噌の塩気が和らいでコクがある
2./にんにく1かけをすりおろして1に入れ、さらによく混ぜ、密封袋に入れる。
3./豚肉に胡椒を振り2に入れる。漬け床が豚肉によくなじむように揉みこみ、空気を抜くようにして冷蔵庫に入れ、3~4日ほど置いて味を染み込ませる。
よく揉んで味をなじませる
ソテーする際には、ヨーグルト味噌を軽く拭う程度にします。ヨーグルトと味噌、にんにく、胡椒が染み込んで肉も柔らかくなり、いつもの豚肉がごちそうに!
豚肉が豪華においしく変身!