日本で最もポピュラーな韓国料理のひとつといえば、キムチ。とりわけ白菜のキムチは日本の食卓でもとても親しまれています。白菜キムチは、白菜と塩・唐辛子・魚介の塩辛・にんにくや生姜などの香味野菜を混ぜ合わせた「ヤンニョム」と呼ばれる合わせ調味料に大根や梨、ニラなどの副菜を合わせ、乳酸発酵させた漬物。野菜の甘みとヤンニョムの辛みとがお互いを引き立てあい、そこに発酵により生まれた酸味や旨みが混ざりあい、独特の刺激的な風味となり、ごはんとの相性も抜群です。
そのままで食べても十分美味しい白菜キムチですが、炒めものや和えもの、鍋料理などにも重宝する優れた食材でもあります。
今回は、この白菜キムチと同じく乳酸発酵が生み出すミルクの発酵食品、チーズと合わせた、超簡単な白菜キムチの食べ方をご紹介します。
白菜キムチとフェタチーズの海苔巻きの作り方
【材料】(作りやすい分量)
・白菜キムチ:適量
・フェタチーズ:適量
・海苔:適量
【作り方】
1./白菜キムチを1cmほどの幅に刻む。
2./フェタチーズを粗く刻む。
3./海苔を8等分に切る。
4./海苔の上に1の白菜キムチ、2のフェタチーズをのせ、くるんと巻いて食べる。
海苔の食感も楽しむようすぐ食べる
ごはんとの相性もよい白菜キムチはついついごはんが進んでしまう、いわゆるごはん泥棒でもありますが、海苔やチーズと合わせていただくことで、ごはんの食べ過ぎも避けられるので一石二鳥。
グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などの旨み成分が含まれる海苔に、白菜キムチとフェタチーズというダブルの乳酸発酵アイテムが包まれた一品、病みつきになること間違いなしです。
キムチは自家製でも市販品でもOK
奥田ここ
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(Instagram)
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