〝ししとう〟を美味しく食べつくす、第3回はお酢の旨味を活用しピクスルにして楽しみます。
ほろ苦い味わいが身上のししとうは、酸味とも相性がよく、ほろ苦さと酸味、お互いを引き立てあい、ピクルスの材料にもうってつけの野菜です。メキシコ料理に欠かせないハラペーニョのピクルスも有名ですが、ハラペーニョほど辛くないので、食べやすいピクルスに仕上ります。
晩酌時の箸休めとして楽しんだり、サラダなどのドレッシングに追加するオプション風味としても美味しいです。日頃の食事のアクセントにもなり重宝するピクルスで、今回はトマトのサラダとウフマヨでのアレンジとともにご紹介して参ります。
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「ししとうのピクルス」の作り方
【材料】(作りやすい分量)
・ししとう:15個
・にんにく:1かけ
・白ワインヴィネガー:75ml
・水:75ml
・砂糖:小さじ2
・塩:小さじ1/2強
・黒胡椒:小さじ2
・ローリエ:1枚
【作り方】
1./ししとうを洗い、ヘタを落とし、輪切りにする。
2./にんにくの芽を取り除き、4等分に切る。
3./鍋に、白ワインヴィネガー、水、砂糖、塩、ローリエを入れ、ひと煮立ちさせる。
粗熱が取れるまで、すこし待つ
4./3の粗熱が取れたら、清潔にした瓶などの容器に注ぎ、黒胡椒を入れ、水気を取った1のししとうと2のにんにくを入れたらししとうのピクルスの出来上がり。
出来上がり
トマトサラダししとうのピクルスドレッシング
5./湯剥きしたトマトをスライスし、トマトの上にししとうのピクルスを適量のせる。
6./EXVオリーヴオイルとピクルス液を1対1の比率で合わせ、5にかけたら出来上がり。
ドレッシングを絡めながら食べる
ウフマヨとししとうのピクルス風味
7./茹でたまごを半分に切り、器に盛り付ける
8./マヨネーズとししとうのピクルス、ししとうのみを1対1の比率で合わせ、7にかけたら出来上がり。
お好みでドライハーブなどを散らす
ししとうのピクルスは、これらの冷菜としての味わい方のほか、焼き飯の薬味として投入するなど、加熱料理での活用もおすすめです。〝ししとう〟を食べつくす、楽しむ、これにて一旦終了です。ぜひ作ってみてください。
奥田ここ
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(Instagram)
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