〝ししとう〟を食べつくす、楽しむ (2) ~コリアンバージョンのししとうの大葉巻き~

カテゴリー:レシピ 投稿日:2022.10.20

【関連記事】

”ししとう〟を食べつくす、楽しむ (1) ~生食も美味しい、ししとうの大葉巻き~

 

ししとうの大葉巻き、今度はコリアンバージョンで登場です。
青い独特の風味につい箸が進むししとうは、みそ味と好相性。コチュジャンの甘辛い味噌と合わせることで、ししとうの生の食味が一層広がります。
作り方は、前回ご紹介した“ししとう〟を食べつくす、楽しむ (1)と基本的に同じですが、今回はししとうの大葉巻きを活用した、豚肉料理とともにご紹介します。

 

 

「ししとうの大葉巻きのコチュジャン漬け」の作り方

【材料】(作りやすい分量)
・ししとう:15個
・大葉:15枚
・コチュジャン:大さじ2
・みりん:大さじ2
・日本酒:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・生姜:10g
・にんにく:1/2かけ
・白ごま:適量

 

【作り方】
1./ししとうを洗い、ヘタを1cm弱ほど残し切り、大葉を洗い、ヘタを切り、水気をふく。

2./ししとうを大葉で巻く。

3./鍋にコチュジャン、みりん、日本酒、砂糖を入れて混ぜ、砂糖のざらつきが気にならなくなったら、鍋肌などがこげないよう気をつけながら火にかけ、みそに照りが出てきたら、火を止める。(アルコールをしっかり除きたい場合は、みりんと日本酒を煮切ってから、使用する)

4./生姜とにんにくをそれぞれおろし、粗熱の取れた3のみそだれに入れ、混ぜる。

5./2のししとうと大葉に、4のコチュジャンだれをかけ、なじませたのち、冷蔵庫で半日ほど置き、箸で触ってししとうが、しなっと柔らかくなってきたら食べごろ。

ししとう大葉全体にたれなじませる

 

「ししとう大葉巻きの豚ロール焼き」の作り方

 

【材料】(作りやすい分量)
・ししとう大葉巻きのコチュジャン漬け:適量(今回は6個)
・豚の薄切り肉:適量(今回は6枚)
・日本酒:適量(今回は約大さじ3)
・油:適量
・胡椒:お好み
・レモン:お好み

 

【作り方】
1./豚の薄切り肉の表面に日本酒約大さじ1を少々まわしがける。

ご自宅にある薄切り肉を活用

 

2./1の豚肉にししとう大葉巻きのコチュジャン漬けをのせ、全体的に同じ厚さになるように巻く。

3./温めたフライパンに油を少々入れ、2の表面をこんがり焼く。

箸で扱いながらムラなく焼く

 

4./全体的に焼き目がついたら、日本酒大さじ2と水大さじ2を合わせたものを入れ、蓋をして、数分蒸し焼きにする。

5./蓋をあけ、残っている水分を飛ばし、出来上がり。お好みで胡椒をかけるか、レモンをしぼる。

余分な水分を飛ばしきる

 

コチュジャンならではの甘辛いみそ風味が豚と馴染み、香ばしいひと品に仕上ります。秋の夜長の晩酌のお供にもぜひ。私はししとうの大葉巻きを小瓶に詰めて、ちょっとしたプチギフトとしても活用しています。
ぜひお試しください。

 

奥田ここ
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし、無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(Instagram

 

発酵手帳2023年版、ついに発売!

『発酵手帳 2023』10月4日発売

文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)

464頁

定価:本体2,000円+税

発行:株式会社IDP出版

ISBN978-4-905130-41-3

 

◎入手方法

全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい