ナスのおいしい季節です。
昨年「ナスの辛子白みそ漬け」をご紹介しましたが、今回は白みその代わりにしょうゆを使ったレシピで作ってみました。白みその甘味より、しょうゆ味を好む方はぜひお試しください。
ナスは「成す」と同じ発音のため、縁起の良い野菜とされています。大願成就を願って!
ナスの辛子しょうゆ漬けの作り方
皮を数か所タテにむき、ひと口大に切ります。白みそバージョンが「ナスに辛子みそをからめて味わう」切り方なら、しょうゆバージョンは「歯ごたえよく、モリモリ食べる」ための切り方です。白みそは使わず、辛子と砂糖の量が倍になっていますのでご注意ください。
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【材料】
・ナス:100g
・塩:5g
・辛子:20g
・砂糖:20g
・しょうゆ:小さじ1
・みりん:小さじ2
【作り方】
1./ナスのヘタを取り、タテに数か所、皮をむく。ひと口サイズに乱切りする。水に浸けてアクを取る。
皮を残しつつ乱切りに
2./手に塩をつけて1のナスをもむ。ザルにあげておく。
水切りする
3./辛子、砂糖、しょうゆ、みりんをよく混ぜる。
4./2のナスを軽くしぼり、ジッパー付き保存袋に入れる。3の調味液を注ぎ入れる。
調味液に漬ける
5./半日ほどしてナスがやや柔らかくなり、味が全体に行き渡っていれば食べられる。浅漬けの場合はナスの味と歯ごたえ、辛子の辛さが感じられる。2日ほどおくと辛子としょうゆが調和して、古漬け風の漬物になる。お好みのタイミングで召し上がれ。冷蔵庫で2週間程度、保存できる。
浅漬け、古漬け、お好きなお味で
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。