小泉先生が執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は、27年に及ぶギネス級の長期連載人気コラムです。今回は「残りガツオの揚げ浸し 続く頬っぺた落とし」を再現してみましょう。
福島県のいわき地方では、刺し身と言えばマグロではなくカツオ、小名浜港に水揚げされたものを子供のころからいつも食べていたそうです。先生の厨房「食魔亭」でもカツオ料理は盛りだくさん。切り身や刺し身が残った時は、再び手を加えて酒の肴にするそうです。今回はとりわけ焼酎にもってこいの一品。
「カツオはタレに浸って濃いめの赤銅色に染まり、実に美味しそうだ。それではいただきましょうと、その日は麦焼酎で6対4のお湯割りをつくり、いよいよ独り善(よ)がりの始まりである」(小泉先生)
【材料】
・カツオの刺し身:200~300g
・片栗粉:適量
・油:適量
▼漬けダレ
・しょうゆ:100ml
・酢:100ml
・みりん:大さじ3
・赤ワイン:大さじ2
・おろしショウガ:大さじ2
・おろしニンニク:小さじ2
・長ネギのみじん切り:1/2本
・小口切りの赤唐辛子:2本分
・白ゴマ:小さじ2
【作り方】
1/漬けダレの調味料すべてをバットに入れて、混ぜておく。
平たい容器で
2/カツオに片栗粉をまぶし、160度の油で揚げる。
片栗粉は軽く
3/キツネ色になったら取り出し、1に入れる。
揚げ立ての熱いうちに
4/タレに5分間ほど浸す。
出来上がり
器に盛って完成