小泉先生が執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は、28年に及ぶギネス級の長期連載人気コラムです。今回は「エビの焼きめし 奥深いアンチョビー」を再現してみましょう。
アンチョビーとは、新鮮なカタクチイワシをたっぷりの塩で漬け、熟成・発酵させたもの。濃厚なうま味と塩気が料理の味わいを深みのあるものにしてくれます。どんな焼きめしに仕上がるのか楽しみです。
「焼かれためしはフワワ、パララと歯に応え、そこからは優しく淡い甘みがピュルピュルと出てくる。そしてそれらの美味しさにアンチョビーからの熟成した奥の深いうま味や、豆板醤からのうま味を乗せた辛みなどが重なって、誠にもって秀逸な焼きめしであった」(小泉先生)
【材料】4人分
・無頭エビ(ブラックタイガー・バナメイエビなど):200g
・長ネギ:1本
・卵:3個
・ご飯:800g
・サラダ油:大さじ4
・アンチョビー:30g
・しょうゆ:大さじ1
・豆板醤:数滴からお好みの分量
【作り方】
1./エビは殻をむいて背わたを取り、食べやすい大きさに切る。
2./長ネギは縦半分に切ってから小口切りにする。
3./卵を割ってほぐし、油(分量外)を引いたフライパンで卵焼きを作り、みじん切りにしておく。
焦げないよう両面を焼く
4./大きめのフライパンにサラダ油を引き、1と2を入れて炒め合わせ、ご飯を加えてよく混ぜ合わせる。
木べらで切るように
5./粗く刻んだアンチョビーと3を加え炒め合わせ、最後に、しょうゆと豆板醤で味を調える。
まんべんなく味付けを
「俺流エビの焼きめし」の完成
(文責・編集部)
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