小泉先生が執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は、27年に及ぶギネス級の長期連載人気コラムです。今回の「北の大地のトウモロコシ ピュッと飛ぶ甘み」には、美味しいトウモロコシの見分け方が記されています。
先生の仕事場がある札幌の大通り公園では、6月中旬ごろから茹でたトウモロコシの露店が並ぶそうです。ハウス栽培のものが多いなか、露地ものは8月から9月下旬に旬を迎えるとのこと。北の大地のトウモロコシは甘くジューシーとの誉れが高いのですが、先生が札幌市中央卸売市場のポテト商会加藤政行専務から聞いた、美味しいトウモロコシの3つの見分け方をご紹介します。
(1)ヒゲ(髭)の本数の多いものを選ぶ
ヒゲの本数はトウモロコシの実(粒)の数と同じなので、先端まで実の入っているものが選べる。
(2)ヒゲの色は黒褐色になっているものを選ぶ
しっかりとした農家では、完熟するまでトウモロコシを枝に付けておくので、ヒゲの色も濃くなる。黒いものが完熟の証し。
(3)重さを感じるものを選ぶ
実の入りを確実に知るには、トウモロコシを1本手に持ち、重さがズシリと手に感じること。
以上の3つの見分け方を基準にして、美味しいトウモロコシを味わってみてください。
(文責・編集部)