南仏の伝統料理、野菜のオーブン焼き「ティアンドレギュム」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2022.07.25

想像してみてください。太陽がさんさんと降り注ぐ南フランスからモナコ地方、そこで育った彩り豊かな野菜、そのおいしさを活かしたお料理が食卓にのっている、と。
暑い日本の夏だからこそ、野菜をたっぷり体に摂り入れましょう。
伝統的な調理法に、塩麹でアレンジして、一層の「おいしくて健康に良い料理」を目指します。

 

ティアンドレギュムの作り方
薄切りタマネギを使うのが本場のレシピですが、今回はあらみじんに切ったタマネギに塩麹をもみ込んで加えます。調味料としての塩を省けるうえに、ほのかな甘味も感じられ、とてもおいしくなります。
野菜は、カボチャ、インゲン、キノコ類などもOKです。ハーブはお好きな物をご使用ください。
電子レンジでの加熱時間は、お使いの機器によって加減してください。

 

【材料】
・ニンニク:2かけ(5~7gほど)
・タマネギ(あらみじん切り):100g
・ナス:100g
・ズッキーニ:100g
・トマト:100g
・塩麹:10g
・オリーブオイル:大さじ2
・こしょう:少々
・ハーブ:お好みで適宜(今回はタイム、オレガノ、ローズマリーを使用)

 

【作り方】
1./タマネギをあらみじん切りし、塩麹でもみ込み、5分ほど放置する。

タマネギに塩麹をもみ込む

 

2./オーブンを180度、30分に設定して予熱する。
3./ニンニクをみじん切りして、耐熱容器の底に散らし置く。

ニンニクを散らし置く

 

 

4./ナスを薄切りし、水に浸けてアクを抜く。ズッキーニとトマトも薄切りにする。
5./1のタマネギを、3の容器の上に敷き詰める。

Tian de Legumes04
タマネギを敷き詰める

 

6./4の野菜を、容器に並べ置いていく。容器の大きさに合わせて、重ねる量や重ね方を工夫する。

彩り美しく並べる

 

7./こしょうを振り入れる。お好みでハーブを振りかける。オリーブオイルをかけまわす。
8./2のオーブンに入れて180度で30分加熱。焼き足りないようなら、5分ずつ加熱時間を足す。

 

● ベーコン入りティアンドレギュム
材料にベーコン100gを加えると、メインディッシュになります。オーバル型の容器に並べました。

メインディッシュの一品として

 

南仏の伝統料理

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。

 

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この記事を書いた人

編集部
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