「甘酒」は夏の季語だそうです。甘酒と聞いて寒い冬、体を温めるために飲むと言う印象を持つ人も多いでしょう。その昔、江戸時代の人たちは夏に甘酒を飲んで暑い夏を乗りきっていたそうです。物売りの絵の中に甘酒売りが描かれていました。それだけ庶民の中に浸透していたと言うことでしょう。小泉武夫先生は甘酒を「飲む点滴」とおっしゃいました。ブドウ糖とビタミンで出来ている甘酒は点滴同様というわけです。
最近では40度を超える地域もでてきました。麹の文化を持つ日本人ならではの甘酒を使って暑い夏を乗り切りましょう。
【材料】
・人参:180g位
・クルミ:大さじ3
▼甘酒ドレッシング
・甘酒:大さじ1
・塩麹:大さじ1
・オリーブオイル:大さじ1
・ホワイトバルサミコ:大さじ1杯半(酢:大さじ1/2~1でも可)
甘酒で優しい味に
【作り方】
1./人参を千切りにする。
2./甘酒ドレッシングの材料を合わせる。麹の粒々が気になるときはハンドブレンダーなどでなめらかにする。
見た目は和風ドレッシング
3./クルミが生の場合はフライパンで煎るかオーブン160度10分で焼く。冷めてから食べやすい大きさに手で砕く。
4./千切りにした人参と甘酒ドレッシングを和えてクルミを混ぜ、器に盛り付けて出来上がり。
召し上がれ
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。