春は寒暖差がある上、4月からスタートした新生活のお疲れも出始める頃です。
セロリと新玉ネギを食事に取り入れてみてください。セロリの独特の香りの元になっているアピインやセネリンという成分は、精神を落ち着かせてイライラや頭痛を和らげる効果があるといわれています。また、新タマネギは血流をよくすることも知られています。
どちらもこの時季は水分が多く柔らかいので、火を通さず丸ごといただけます。オリーブオイルと酢の調味料に漬けておくだけで、とてもおいしいサラダやタルタルソースがすぐに作れます。冷蔵庫で1週間ほど保存できます。
セロリと新タマネギのオリーブオイル酢漬けの作り方
セロリは茎も葉も使います。すぐに食べる場合はサラダ仕立てにすると、見た目も鮮やかになり食欲をそそります。1時間ほど置いておくと、味がしみておいしい酢の物になります。
【材料】
・セロリ:180g
・新タマネギ:150g
・オリーブオイル:100ml
・酢:50ml
・砂糖:小さじ1
・塩:小さじ1/2
・こしょう:少々
春野菜は皮が薄くみずみずしい
【作り方】
1./新タマネギは汚れている外側は取り除き、薄切りにする。セロリの茎は薄切り、葉は粗みじんに切る。
材料を切りそろえる
2./オリーブオイル、酢、砂糖、塩、こしょうをよく混ぜて、調味液を作る。
3./容器に、新タマネギ、セロリの茎、セロリの葉、の順に入れて、2の調味液をかける。
すぐに食べる場合は全体をよく混ぜてからいただく。1時間ほど置いておくと、おいしい酢の物になる。
調味液をかける
ミニトマトを添えて
●タルタルソースとして使う場合
上記で作った「セロリと新タマネギのオリーブオイル酢漬け」を使って、おいしいタルタルソースが作れます。エビフライなどの揚げ物、アスパラガスなどの野菜にかけてお召し上がりください。
【材料】
・セロリと新タマネギのオリーブオイル酢漬け:30g
・マヨネーズ:30g
・ゆで卵:1個
【作り方】
1./「セロリと新タマネギのオリーブオイル酢漬け」をみじん切りにする。油分が多いので、まな板にクッキングペーパーを敷いて調理するとよい。
2./ゆで卵をみじん切りにする。
3./1と2、マヨネーズをよく混ぜる。
揚げ物や野菜にかけて
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。