春になるとえんどう豆が出回って、豆ごはんや卵とじで豆の美味しさを楽しめますね。えんどう豆の中には、「うすいえんどう」という品種があり、うすい豆といわれていて、関西地方では、春を告げる旬の豆として親しまれています。
うすい豆は、優しい甘さとホクホク感のある食感で、色はえんどう豆よりも少し薄い黄緑色で1粒の皮が薄いのが特徴です。
うすい豆を使って、クリームパスタを作りました。玉ねぎ塩麴が豆の甘さを引き立ててくれ、淡い緑の春色クリームパスタに仕上がります。今回は、クリームパスタに合うリングイーネのパスタにしましたが、ショートパスタなどもソースがたっぷり絡んで美味しくいただけます。
うすい豆は、最近では、関東地方にも出回っていることが多くなってきていますので、ぜひ、店頭で見かけたらお試しくださいね。うすい豆に出会わなかったら、えんどう豆で春のクリームパスタをお楽しみください!
【材料】
・うすい豆:200g (さやから外した正味)
・鶏ささみ:150g
・玉ねぎ:100g
・生クリーム:200ml
・玉ねぎ塩麹:30g
・日本酒:大さじ1
・塩:適量
・オリーブオイル:大さじ2
・胡椒:少々
・豆苗:少々
・パスタ:320g
うすい豆をたっぷり!
【作り方】
1./さやから出したうすい豆を鍋に入れ、塩小さじ1/2を入れて全体に混ぜる。豆がたっぷりかぶるぐらいの水を入れ、火にかける。沸騰したら弱火にしてお好みの柔らかさになるまで5分~10分ほど茹でる。茹でたあと鍋ごと水を張ったボールに浸して茹で汁ごと冷ます。冷めたら、茹で汁を50mlほど取っておき、ザルに取り水気を切る。
2./玉ねぎはみじん切り、鶏ささみは5mm幅ぐらいの小口切りにして日本酒をもみこんでおく。
うすい豆は色よく茹でる!
3./オリーブオイルをフライパンに入れ、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ってきたら、鶏ささみを入れて炒める、鶏ささみに火が通ってきたら、うすい豆を入れる。うすい豆を、木べらでつぶすようにしながら炒める。炒める途中、1で取り分けておいた茹で汁を、2回ぐらいに分けていれる。豆がつぶれることで、生クリームを入れると淡いグリーンのソースになりますので半分ぐらいつぶすことをお勧めします。
つぶしながら炒める
4./3に生クリームを入れ全体を混ぜ、最後に玉ねぎ塩麹を入れ、胡椒を全体に軽くふり味を整えて、ソースの出来上がり。
淡いグリーンのクリームソース
5./茹で上がったパスタの湯を切り、鍋に戻し、4のソースを全体に絡めて出来上がり。
パスタに絡めて出来上がり
6./盛り付けしたあとに、豆苗の先端を少し散らし、粉チーズを添えて召し上がれ!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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