旬のワカメとシラスで、おいしいおにぎりを作りましょう。
「新物」表示がある塩蔵ワカメなら、生ワカメのような下処理も必要なく、食べたい量だけ使えるので便利です。シラスは、静岡県では毎年1月中旬から3月中旬まで禁漁ですが、いよいよ解禁を迎えて新鮮な物が出回ります。
旬の具材のおにぎりは、元気をくれます。どうぞ良い春をお迎えください。
ワカメとシラスのおにぎりの作り方
米を炊飯する際に、酒(料理酒でOK)を少し加えると甘みが増し、冷えても風味が落ちません。
ワカメとシラスのほかに、ゴマと赤ジソのふりかけ(市販品)を加えて、おいしさをさらにアップ。
手水に塩麹を使うと、柔らかい塩気が具材を引き立ててくれます。
【材料】
・米:2合
・酒:大さじ2
・塩漬け生ワカメ:15g(洗った後は水を含んでほぼ倍の重量になる)
・シラス:15g
・ゴマ:3g
・赤ジソのふりかけ:2g
・塩麹:大さじ1
【作り方】
1./米を洗い、ざるにあげて30分ほど水をきっておく。炊飯器に米を入れ、酒と水(分量外)で2合の水分量に調節して、炊飯。
2./ワカメの塩を洗い流し、縮れていた部分を広げる。水気をしぼって、みじん切りにする。
「新物」塩蔵ワカメ
洗うと色も鮮やか
3./炊き上ったご飯は10分ほど蒸らした後、おひつかボウルに開ける。2のワカメ、シラス、ゴマ、赤ジソのふりかけを入れて混ぜる。
具材を用意する
ご飯の粘りが出ないように混ぜる
4./8等分する。塩麹を手につけて、にぎる。形は三角でも俵型でもよい。
三角や俵型ににぎる
5./お好みで海苔を巻く。
春を迎えるおにぎり
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。
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