セリは春の七草の一つで、「セリ」という名は一カ所から葉が競り合って生えている事からつけらたといいます。日本原産の多年草で全国の山野に自生していて、奈良時代から食されてきました。国内では伝統野菜として栽培(仙台セリ〔宮城県〕、三関セリ〔秋田県〕、京セリ〔京都府〕など)されている地域があります。旬は2月~4月ですが(地域によって違いはあります)施設内栽培もあり、通年で手に入る食材です。独特のほろ苦さを持ち根の部分までいただけるセリと切り干し大根を酢の物にしました。
【材料】
・切り干し大根:20g
・セリ:170g
セリ一束のものはそのまま使う
・塩麹:大さじ1
・酢:大さじ2
・塩昆布:大さじ1
【作り方】
1./切り干し大根はさっと洗い、タップリの水に10分つけて戻し、しっかり絞り食べやすい長さに切る。
2./コップなどに水を入れてセリの根の部分を10分位つける。その後、根についた土や汚れをよく洗い流す。根を揃えて長さを4等分に切る。
根は分けておく
3./鍋に湯を沸かして塩をひとつまみ入れ根の部分だけ入れ5秒、冷水にとりザルにあげる。残りの葉や茎も湯に入れすぐにあげて、冷水に入れてザルにあげる。ザルにあげたセリを軽く絞る。
セリは軽く湯通し
4./ボウルに塩麹・酢・塩昆布を合わせて切り干し大根とセリを入れ和えて出来上がり。
色鮮やかなうちに召し上がれ
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。
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