おせち料理も大好きですが、しょうゆ味が続くとソースが恋しくなるのは関西人のDNA故でしょうか。
そこで、お煮しめの残りをお好み焼きにしてみました。京風のお好み焼きの特色は出汁と山芋を使うことなので、お出汁の染みたお煮しめなら使えるのではないかと思ったのがきっかけです。結果は、ビンゴー!お試しください。
お煮しめの京風お好み焼きの作り方
京風お好み焼きでは必ず使われる具材・天カスの替わりに、豚挽き肉を炒めて加えます。ソースとしょうゆとの味の仲人役をしてくれます。
生地の固さは、生卵に納豆を入れた時のようなネバネバさを目安に、水の量で調節してください。
お煮しめに味が付いているので、ソースは控えめにしましょう。
マヨネーズを使うのは「大阪風」と呼ばれています。お好みでどうぞ。
【材料】(お好み焼き3枚分)
・お煮しめの残り(シイタケ、高野豆腐、コンニャク、レンコン、ゴボウ。ニンジン、キヌサヤ、里芋など):合わせて400g
・豚ひき肉:80g
・酒:大さじ1
・山芋(すりおろす):50g
・卵:2個
・薄力粉:80g
・水:50ml
・サラダ油:適量
・ソース(お好みソースか中濃ソース):適量
・青のり:適量
・カツオ節:適量
・マヨネーズ(お好みで):適量
残ったお煮しめを使う
【作り方】
1./お煮しめをみじん切りにする。
みじん切りにする
2./フライパンに豚ひき肉を入れ、酒をまぶして弱火で炒める。火が通ったら、1を入れてよく混ぜる。
3./ボウルに卵、薄力粉、すりおろした山芋、水を加えて混ぜ、適度なネバネバにする。そこに2を加えて混ぜる。
粉、卵、山芋、水を加える
4./ホットプレートかフライパンにサラダ油を薄く塗り、強火にかける。ホットプレートの温度設定は180度から190度に。フライパンなら水滴を落として大きな気泡のできる状態が目安。3の生地を1/3ずつ計3枚、丸く落として焼く。
片面を焼いてひっくり返す
5./生地が焼けたら裏返し、中火に落して中までしっかり火を通す。
6./中まで火が通ったら、少し温度を上げて表面をパリッとさせる。
7./お好み焼きの両側にソースを薄く塗る。青のりとカツオ節をふりかけ、皿に取って、お好みでマヨネーズを添える。
ソースは薄目に
8./カズノコやイクラが残っていたら、トッピングしても美味しい。
カズノコとイクラのトッピングでお正月らしく
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。
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